2022年度第5回「数理物質系学際セミナー」のご案内

2023.02.03

イベント

数理物質系学際セミナーの概要

数理物質系では、2022年10月より、数理物質系学際セミナーを新たに始めました。本セミナーは、主に数理物質系における研究内容を系内で共有することにより、学際融合・領域融合した新しい研究分野の創出を目指すことを目的としています。

 

第5回数理物質系学際セミナーのご案内

開催日時

2023年2月24日(金) 15:15~16:30

 

プログラム

第一席

講演者:秋山 茂樹 教授(数学域)
司会:カーナハン スコット 准教授(数学域)
タイトル:Delone 集合の数理
The mathematics of Delone sets

概要:

Delone 集合は結晶あるいは準結晶構造の公理的な枠組みを与え、タイリングの記述によく用いられる。特に非周期的でパターンの繰り返しの多い構造は興味深くエルゴード理論、数論などと関連して発展している分野である。本セミナーでは Delone 集合に関連する話題をいくつか紹介する。

1) Delone 集合の回折像の数理
2) Delone 集合と葉序
3) タイリングのコロナ極限

 

第二席

講演者:矢野 裕司 准教授(物理工学域)
司会:寺田 康彦 准教授(物理工学域)
タイトル:SiCパワーデバイスの高性能化・高信頼化に向けた取り組み
Toward high performance and highly reliable SiC power devices

概要:

電力変換技術である「パワーエレクトロニクス」において、SiCパワーデバイスは既存のSiパワーデバイスより損失が小さく、インバータの小型・軽量化が可能なため電車や電気自動車などで採用が進んでおります。しかし、SiCパワーMOSFETにおいては、界面欠陥による低いMOSチャネル移動度やしきい値電圧の変動、結晶欠陥によるバイポーラ劣化と呼ばれる抵抗増大などの課題があり、十分にSiCのポテンシャルが発揮できていません。高性能・高信頼で使いやすいSiCパワーデバイスの実現を目指し、しきい値電圧変動や破壊耐量などの信頼性評価技術やTCADシミュレーションを駆使した解析など、我々の取り組みを紹介します。

 

実施方法と参加対象者

zoom を用いたオンライン方式で行います。参加費用は無料です。原則として、どなたでも参加できます。ただし、参加人数の上限を超えた場合には、参加をお断りする場合があります。

 

お申し込み方法と締め切り

・数理物質系および関連センターの構成員(教員と学生など)
直接 (Garoon掲示板、TWINS、メール等で)zoom リンクを通知しますので,登録なしで自由参加することができます。

・系外および学外の参加希望者
Googleフォームで事前にお申し込み下さい。2月22日(水)までに、登録メールアドレスにzoomの接続情報をお送りします。参加申し込みの締め切りは2月21日(火)です。

 

Zoom参加の際の注意点

・名前表示を「所属 氏名」で設定してください
・セミナー開始10分前を目安に、参加用URLに接続してください
・基本的に参加者は、ビデオ=オフ、マイク=ミュートとしてください

 

お申し込み先

https://forms.gle/519HPaKbpw8haVb87

 

お問合せ先(Zoomアクセスの際の不具合時など)

数理物質エリア支援室総務担当(担当:佐藤)
E-mail: suurisoumu(at)un.tsukuba.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい
Tel:029-853-5621