研究群長メッセージ

数理物質科学研究群のホームページにようこそ。数理物質科学研究群長として、皆さまに本研究群の概要をご紹介申し上げます。
本研究群は、理学と工学が高度に融合した、全国的にも珍しい大学院教育組織です。では、理学とは、そして工学とは、どのような学問なのでしょうか。
私は理学を、自然の本質を理解するための知的探究、と捉えています。理学は応用のために存在するのではなく、自然そのものを深く理解しようとする純粋な学問です。しかし、その理解が新しい技術や社会価値の創出につながることは、歴史が示しています。一方で工学とは、自然の法則を応用して人類の生活を向上させるための実践的な科学です。日本の工学の父・ヘンリー・ダイヤー(Henry Dyer)は、自身が確立した工学教育において常に、理論と実践の両立が重要であることを強調しています。この考え方は、理学と工学の結びつきの重要性を示している、とも言えます。
数理物質科学研究群は、自然の根源法則を探究する理学と、社会の課題解決に向けて技術を創出する工学を一体的に学べる点に大きな特徴があります。基礎から応用までを縦断する教育体系により、学生は「自然を理解する力」と「社会に貢献する力」を同時に育むことができます。さらに本研究群は、連携大学院制度を活用し、筑波研究学園都市に集積する多くの国立研究所と強固に連携することで、物質・材料、エネルギー、量子科学など最先端の研究現場と直結した教育環境を提供しています。学生はより社会に近い研究課題に触れ、実践的な研究能力を身につけることができます。
数理物質科学研究群は、自然に対する深い理解と社会への貢献を両立する研究者・技術者の育成を使命としています。皆さまには、ぜひ本研究群で学び、未来の科学技術を担う才能を大きく伸ばしていただきたいと願っています。
理工情報生命学術院
数理物質科学研究群長
二瓶雅之











