2025年度第1回「数理物質系学際セミナー」のご案内
2025.05.08
数理物質系学際セミナーの概要
数理物質系では、2022年10月より「数理物質系学際セミナー」を新たに開始しました。本セミナーは、系内の多様な研究内容を共有することで、学際・領域を超えた新しい研究の芽を育てることを目的としています。
今年度からは、ランチョンセミナー形式で開催します。軽食を取りながら、リラックスした雰囲気で研究交流を図ることを目指しています。 お茶やソフトドリンクをご用意していますので、お弁当などはご自身でご持参ください。研究内容に限らず、ちょっとした話題でも構いません。気軽に参加できるオープンな雰囲気を大切にしていますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
2025年度第1回数理物質系学際セミナーのご案内
開催日時 2025年5月26日(月) 11:35開始12:10終了(35分間)
プログラム
講演者:大須賀 健 教授(拡大物理学域(計算科学研究センター)) 司会:山﨑 剛 准教授(物理学域) タイトル:数値シミュレーションで迫るブラックホール降着円盤と相対論ジェット Numerical Simulations of Black Hole Accretion Disks and Relativistic Jets ![]() ブラックホールは、重力によって周囲の星間ガスを引き寄せます。ガスがブラックホールのまわりを周回運動することで、円盤状の構造(降着円盤)が形成されます。降着円盤は、強いX線放射や相対論的ジェットの源として知られ、星形成や銀河進化、さらには巨大ブラックホールの成長とも密接に関わっています。こうした現象の理解には、重力・磁場・放射の相互作用を考慮した高精度な数値シミュレーションが不可欠です。本講演では、これまでの研究によって明らかになった降着円盤とジェットの構造に加え、ブラックホールの回転エネルギーを抽出する現象や、慣性系の引きずりによる円盤の歳差運動といった最新のシミュレーション結果を紹介します。さらに、シミュレーションとAIを組み合わせた新たな取り組みについても紹介します。
実施方法と参加対象者 会場での講演をzoomで同時配信するハイブリッド方式で行います。参加費用は無料です。原則として、どなたでも参加できます。ただし、参加人数の上限を超えた場合には、参加をお断りする場合があります。
セミナー会場 総合研究棟B棟 112室(ハイブリッド配信あり)
お申し込み方法と締め切り ・数理物質系および関連センターの構成員(教員と学生など) 直接 (Garoon掲示板、TWINS、メール等で)案内とzoom リンクを通知しますので,登録なしで自由に参加することができます。 ・系外および学外の参加希望者 Googleフォームで事前にお申し込み下さい。参加申し込みの締め切りは5月21日(水)です。お申し込みされた方には、5月22日(木)までに、登録メールアドレスにzoomの接続情報をお送りします。
Zoom参加の際の注意点 ・名前表示を「所属 氏名」で設定してください ・セミナー開始10分前を目安に、参加用URLに接続してください ・基本的に参加者は、ビデオ=オフ、マイク=ミュートとしてください
お申し込み先 https://forms.gle/BUt3XAKxecNLNQut5
お問合せ先(Zoomアクセスの際の不具合時など) 数理物質エリア支援室総務担当(担当:佐藤) E-mail: suurisoumu(at)un.tsukuba.ac.jp ※ (at) は @ に置き換えて下さい Tel:029-853-5621 関連資料 |