2025年度第13回「数理物質系学際セミナー」のご案内
2026.02.18
| 数理物質系学際セミナーの概要
数理物質系では、2022年10月より「数理物質系学際セミナー」を新たに開始しました。本セミナーは、系内の多様な研究内容を共有することで、学際・領域を超えた新しい研究の芽を育てることを目的としています。
今年度からは、ランチョンセミナー形式で開催します。軽食を取りながら、リラックスした雰囲気で研究交流を図ることを目指しています。 お茶やソフトドリンクをご用意していますので、お弁当などはご自身でご持参ください。研究内容に限らず、ちょっとした話題でも構いません。気軽に参加できるオープンな雰囲気を大切にしていますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
2025年度第13回数理物質系学際セミナーのご案内
開催日時 2026年3月2日(月) 11:35開始12:10終了(35分間)
プログラム
講演者:八木 清 教授(化学域) 司会:柴田 桂成 助教(化学域) タイトル:量子化学計算と分子動力学計算の融合が拓く高分子シミュレーションの未来
近年の計算機性能と理論的手法の向上により、分子系に対するシミュレーション研究が盛んになっている。我々のグループでは、電子Schrödinger方程式に基づき分子の電子状態を求める量子化学(QM)計算と、分子の運動と時間発展を記述する分子動力学(MD)計算において、新しい理論や計算手法を開発している。開発した方法を用いて、生命科学や環境・エネルギー問題に資する分子系に対する計算を展開している。本講演では、高分子材料、特にアニオン交換膜(AEM)に対する研究成果を紹介する。AEMは、OH–などのアニオン種を透過する電解質膜で、燃料電池や水電解応用が期待されている材料である。その化学構造は、剛直な主鎖と柔らかなアルキル側鎖で構成され、さらにアルキル基の先端についたカチオンが水分子とともにミクロ相分離を誘発し、アニオン種の伝導経路を形成している。すなわち、AEMの伝導性能向上には、分子レベルの相互作用に対する理解が必要不可欠である。最近、我々はAEMの全原子モデルを作成し、MD計算を実行することで、AEM内アニオン種の動態を調べた[ACS Appl. Polym. Mater. 7, 13971-13981 (2025)]。その内容を紹介するとともに、さらなる進展について発表する。
実施方法と参加対象者 会場での講演をzoomで同時配信するハイブリッド方式で行います。参加費用は無料です。原則として、どなたでも参加できます。ただし、参加人数の上限を超えた場合には、参加をお断りする場合があります。
セミナー会場 総合研究棟B棟 112室(ハイブリッド配信あり)
お申し込み方法と締め切り ・数理物質系および関連センターの構成員(教員と学生など) 直接 (Garoon掲示板、TWINS、メール等で)案内とzoom リンクを通知しますので,登録なしで自由に参加することができます。 ・系外および学外の参加希望者 Googleフォームで事前にお申し込み下さい。参加申し込みの締め切りは2月25日(水)です。お申し込みされた方には、2月27日(金)までに、登録メールアドレスにzoomの接続情報をお送りします。 Zoom参加の際の注意点 ・名前表示を「所属 氏名」で設定してください ・セミナー開始10分前を目安に、参加用URLに接続してください ・基本的に参加者は、ビデオ=オフ、マイク=ミュートとしてください
お申し込み先 https://forms.gle/zf5nKsYataLz1DGN8
お問合せ先(Zoomアクセスの際の不具合時など) 数理物質エリア支援室総務担当(担当:木内) E-mail: suurisoumu(at)un.tsukuba.ac.jp ※ (at) は @ に置き換えて下さい Tel:029-853-5621 |











