2025年度第12回「数理物質系学際セミナー」のご案内

2025.12.25

イベント

数理物質系学際セミナーの概要

数理物質系では、2022年10月より「数理物質系学際セミナー」を新たに開始しました。本セミナーは、系内の多様な研究内容を共有することで、学際・領域を超えた新しい研究の芽を育てることを目的としています。

 

今年度からは、ランチョンセミナー形式で開催します。軽食を取りながら、リラックスした雰囲気で研究交流を図ることを目指しています。

お茶やソフトドリンクをご用意していますので、お弁当などはご自身でご持参ください。研究内容に限らず、ちょっとした話題でも構いません。気軽に参加できるオープンな雰囲気を大切にしていますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

 

2025年度第12回数理物質系学際セミナーのご案内

 

開催日時

2026年1月26日(月) 11:35開始12:10終了(35分間)

 

プログラム

 

講演者:三俣 千春 教授(物理工学域)

司会:寺田 康彦 准教授(物理工学域)

タイトル:AI技術と磁性材料解析のためのマテリアルズ・インフォマティクス

Materials Informatics for Magnetic Material Analysis

人工知能(AI)や機械学習(ML)の技術革新には目を見張るものがあり、大学における授業でもAI利用の可否などが頻繁に議論されています。一般の日常生活でも利用されるようになったAI技術を否定することは現実的とは言えず、私たち材料研究や科学計測の分野でも利用推進は着実に進んでいます。

ご存じの通りAIなどのツールは応用数学や統計学の手法がその基礎にありますが、近年の急速な技術革新の裏には統計物理の考え方が融合された寄与が大きいと考えられています。エントロピーの概念や自由エネルギーの平均場理論などが有効活用されています。

以上のような背景の下、この度のセミナーでは磁性材料の特性解析において材料内部の磁化分布データを利用する方法について紹介します。これは画像データを利用したデータ駆動型解析の一例で、非平衡な磁化過程においてMLによるデータ同化の手法を活用する模型について検討します。

 

実施方法と参加対象者

会場での講演をzoomで同時配信するハイブリッド方式で行います。参加費用は無料です。原則として、どなたでも参加できます。ただし、参加人数の上限を超えた場合には、参加をお断りする場合があります。

 

セミナー会場

総合研究棟B棟 112室(ハイブリッド配信あり)

 

お申し込み方法と締め切り

・数理物質系および関連センターの構成員(教員と学生など)

直接 (Garoon掲示板、TWINS、メール等で)案内とzoom リンクを通知しますので,登録なしで自由に参加することができます。

・系外および学外の参加希望者

Googleフォームで事前にお申し込み下さい。参加申し込みの締め切りは1月21日(水)です。お申し込みされた方には、1月23日(金)までに、登録メールアドレスにzoomの接続情報をお送りします。

Zoom参加の際の注意点

・名前表示を「所属 氏名」で設定してください

・セミナー開始10分前を目安に、参加用URLに接続してください

・基本的に参加者は、ビデオ=オフ、マイク=ミュートとしてください

 

お申し込み先

https://forms.gle/yZJwkjt7SgWwv7oBA

 

お問合せ先(Zoomアクセスの際の不具合時など)

数理物質エリア支援室総務担当(担当:木内)

E-mail: suurisoumu(at)un.tsukuba.ac.jp

※ (at) は @ に置き換えて下さい

Tel:029-853-5621

関連資料

第12回学際セミナーポスター