2022年度第2回「数理物質系学際セミナー」のご案内

2022.11.10

イベント

数理物質系学際セミナーの概要

数理物質系では、2022年10月より、数理物質系学際セミナーを新たに始めました。本セミナーは、主に数理物質系における研究内容を系内で共有することにより、学際融合・領域融合した新しい研究分野の創出を目指すことを目的としています。

 

第2回数理物質系学際セミナーのご案内

開催日時

2022年11月18日(金) 15:15~16:30

 

プログラム

第一席

講演者:大石基 准教授(物質工学域)
司会:山岸洋 助教(物質工学域)
タイトル:DNAによりプログラムされたナノシステムによる遊離核酸の「その場」検出
Point of Care Testing of Circulating Cell-Free Nucleic Acids Based on DNA-Programmed Nano-Systems

概要:
わが国は世界一の超・高齢化社会であり、高齢者による生活習慣病(ガン、心疾患、脳疾患など)の増加にともなう国民医療費の増大が大きな社会問題になっています。その解決策の一つとして期待されているのが、医療現場や在宅において簡便な検査を実施する「その場」診断です。しかし、体液中に含まれている生活習慣病に対する遊離核酸は、極めて微量であるため「その場」で検出するのは困難な状況です。本セミナーでは、DNAによりプログラムされたナノシステムを解説し、このシステムに基づいた遊離核酸の検出システム(ナノ/マイクロ粒子、ナノマシンなど)について紹介します。

 

第二席

講演者:福島竜輝 准教授(数学域)
司会:Carnahan Scott Huai Lei 准教授(数学域)
タイトル:Anderson模型の数理

概要:
Anderson模型は不純物を含む結晶中の電子の挙動を記述するために1958年にPhillip W. Andersonによって提唱された模型です.Andersonはこの模型の解析により,完全結晶は良導体であるのに対し,ランダムな不純物を含む結晶はそうとは限らないことを説明しようとしました.この模型について,数学の立場ではどういう定式化がされて,どういう結果が得られているかについて,あまり技術的なことに踏み込まずに説明します.

 

実施方法と参加対象者
zoom を用いたオンライン方式で行います。参加費用は無料です。原則として、どなたでも参加できます。ただし、参加人数の上限を超えた場合には、参加をお断りする場合があります。

 

お申し込み方法と締め切り

・数理物質系および関連センターの構成員(教員と学生など)
直接 (Garoon掲示板、TWINS、メール等で)zoom リンクを通知しますので,登録なしで自由参加することができます。

・系外および学外の参加希望者
Googleフォームで事前にお申し込み下さい。11月16日(水)までに、登録メールアドレスにzoomの接続情報をお送りします。参加申し込みの締め切りは11月15日(火)です。

 

Zoom参加の際の注意点

・名前表示を「所属 氏名」で設定してください
・セミナー開始10分前を目安に、参加用URLに接続してください
・基本的に参加者は、ビデオ=オフ、マイク=ミュートとしてください

 

お申し込み先

お申し込み先
https://forms.gle/Du8g1csDEjACouJEA

 

お問合せ先(Zoomアクセスの際の不具合時など)

数理物質エリア支援室総務担当(担当:佐藤)
E-mail: suurisoumu(at)un.tsukuba.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい
Tel:029-853-5621