2025年度第8回「数理物質系学際セミナー」のご案内

2025.10.23

イベント

数理物質系学際セミナーの概要

数理物質系では、2022年10月より「数理物質系学際セミナー」を新たに開始しました。本セミナーは、系内の多様な研究内容を共有することで、学際・領域を超えた新しい研究の芽を育てることを目的としています。

 

今年度からは、ランチョンセミナー形式で開催します。軽食を取りながら、リラックスした雰囲気で研究交流を図ることを目指しています。

お茶やソフトドリンクをご用意していますので、お弁当などはご自身でご持参ください。研究内容に限らず、ちょっとした話題でも構いません。気軽に参加できるオープンな雰囲気を大切にしていますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

 

2025年度第5回数理物質系学際セミナーのご案内

 

開催日時

2025年11月10日(月) 11:35開始12:10終了(35分間)

 

プログラム

 

講演者:江波 進一 教授(化学域)

司会:柴田 桂成 助教(化学域)

タイトル:水の界面の不思議:水滴表面にヒドロキシルラジカルは自発的に発生するか?

 

水滴表面では、均一な相(バルク相)では起こらない反応が起こります。例えば、二価の鉄イオンFe(II)と過酸化水素の反応は、水滴表面において、均一な水相に比べて1000倍以上速く進み、界面特有の中間体である四価の鉄イオンFe(IV)を生成します。近年、水滴表面でヒドロキシルラジカル(OH)が自発的に生成するという実験結果が報告されており、話題になっています。水分子から自発的にOHが発生すれば、大気化学やグリーンケミストリーなど様々な分野に極めて大きなインパクトを与えることが予想されます。本研究では、本当に水滴表面にOHが自発的に発生するのかについて、界面選択性のある実験手法を用いて実験を行いました。本講演では、このような水の界面に関する不思議な現象について、紹介します。

 

実施方法と参加対象者

会場での講演をzoomで同時配信するハイブリッド方式で行います。参加費用は無料です。原則として、どなたでも参加できます。ただし、参加人数の上限を超えた場合には、参加をお断りする場合があります。

 

セミナー会場

総合研究棟B棟 112室(ハイブリッド配信あり)

お申し込み方法と締め切り

・数理物質系および関連センターの構成員(教員と学生など)

直接 (Garoon掲示板、TWINS、メール等で)案内とzoom リンクを通知しますので,登録なしで自由に参加することができます。

・系外および学外の参加希望者

Googleフォームで事前にお申し込み下さい。参加申し込みの締め切りは11月5日(水)です。お申し込みされた方には、11月7日(金)までに、登録メールアドレスにzoomの接続情報をお送りします。

Zoom参加の際の注意点

・名前表示を「所属 氏名」で設定してください

・セミナー開始10分前を目安に、参加用URLに接続してください

・基本的に参加者は、ビデオ=オフ、マイク=ミュートとしてください

 

お申し込み先

https://forms.gle/MyShNebLuFWkwW2C7

お問合せ先(Zoomアクセスの際の不具合時など) 

数理物質エリア支援室総務担当(担当:木内)

E-mail: suurisoumu(at)un.tsukuba.ac.jp

※ (at) は @ に置き換えて下さい

Tel:029-853-5621

関連資料

第8回学際セミナーポスター

関連リンク

数理物質系学際セミナー