2025年度第5回「数理物質系学際セミナー」のご案内

2025.07.10

イベント

数理物質系学際セミナーの概要

数理物質系では、2022年10月より「数理物質系学際セミナー」を新たに開始しました。本セミナーは、系内の多様な研究内容を共有することで、学際・領域を超えた新しい研究の芽を育てることを目的としています。

 

今年度からは、ランチョンセミナー形式で開催します。軽食を取りながら、リラックスした雰囲気で研究交流を図ることを目指しています。

お茶やソフトドリンクをご用意していますので、お弁当などはご自身でご持参ください。研究内容に限らず、ちょっとした話題でも構いません。気軽に参加できるオープンな雰囲気を大切にしていますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

 

2025年度第5回数理物質系学際セミナーのご案内

 

開催日時

2025年7月28日(月) 11:35開始12:10終了(35分間)

 

プログラム

 

講演者:桑原 敏郎 准教授(数学域)

司会:伊藤 敦 助教(数学域)

タイトル:頂点作用素代数の表現論と高次元共形場理論

Representation theory of vertex operator algebras and higher-dimensional conformal field theories

表現論は抽象的な代数構造を具体的な線形変換(行列)の形で実現する方法を通して対称性を研究する数学の分野です.また頂点作用素代数は2次元の共形場理論における場の相互作用を抽象化して定義される代数的構造で,ヴィラソロ代数と呼ばれる無限次元の対称性を含んでいる点に特徴があります.
本講演では,幾何学的な手法を用いて頂点作用素代数を構成する講演者の研究を紹介します.この研究の面白さは,純粋に数学的な動機から構成した代数が,理論物理学で研究されている3次元や4次元の超対称共形場理論に現れる代数と一致するという興味深い符号にあります.今回の学際セミナー講演では表現論とはどんな分野かの簡単な説明から始めて,数学と物理学の間に存在するこの予期せぬ深い繋がりについて,専門外の方にもわかるように解説します.

 

実施方法と参加対象者

会場での講演をzoomで同時配信するハイブリッド方式で行います。参加費用は無料です。原則として、どなたでも参加できます。ただし、参加人数の上限を超えた場合には、参加をお断りする場合があります。

 

セミナー会場

総合研究棟B棟 112室(ハイブリッド配信あり)

 

お申し込み方法と締め切り

・数理物質系および関連センターの構成員(教員と学生など)

直接 (Garoon掲示板、TWINS、メール等で)案内とzoom リンクを通知しますので,登録なしで自由に参加することができます。

・系外および学外の参加希望者

Googleフォームで事前にお申し込み下さい。参加申し込みの締め切りは7月23日(木)です。お申し込みされた方には、7月25日(金)までに、登録メールアドレスにzoomの接続情報をお送りします。

Zoom参加の際の注意点

・名前表示を「所属 氏名」で設定してください

・セミナー開始10分前を目安に、参加用URLに接続してください

・基本的に参加者は、ビデオ=オフ、マイク=ミュートとしてください

 

お申し込み先

https://forms.gle/HnyYbvPMxVhjDcgP6

 

お問合せ先(Zoomアクセスの際の不具合時など)

数理物質エリア支援室総務担当(担当:木内)

E-mail: suurisoumu(at)un.tsukuba.ac.jp

※ (at) は @ に置き換えて下さい

Tel:029-853-5621

関連資料

第5回学際セミナーポスター